宮参り 着物

初宮参りはお着物で

初宮参りは着物でお出かけの方が多いようです。日本の伝統に根ざした、初宮参りには、服装も民族衣装の着物がよく似合います。お宮の静かなたたずまいに、赤ちゃんを抱いた着物姿のお母さん……微笑ましくも厳かな光景です。

初宮参りは、その土地の守り神である産土神(うぶすながみ)に赤ちゃんの誕生を報告する行事。

もともとは、氏神さまに参拝し、新しい氏子(うじこ)の誕生を神さまに報告するとともに、神様の祝福を受けるという意味と、お産の忌明け(いみあけ)を兼ねた、通過儀礼の一種です。

初宮参りの呼び名の由来は、新生児の初めてのお宮参りであるところに由来し、単に”初宮”とか”御宮参り”と呼ばれたりもします。

現代の初宮まいりは、宗教的な意味は薄れ、無事に出産できた幸福に感謝し、赤ちゃんの無事を願う行事として親しまれています。

初宮参りの服装は?

正式な初宮参りの服装は正装である紋付き留め袖の着物です。しかし、昨今では色無地の着物、訪問着や付下げなど、略礼装で御宮参りに行く方も少なくありません

要は、お出かけ用のきちんとした服装であれば、必ずしも礼装である必要はないのですが、赤ちゃんの両親は、祖父母の服装に合わせておくのが、とりあえず無難といえそうです。

問題は新生児の服装ですが、男の子であれば羽二重の紋付に、鷹や鶴などの縁起の良い絵柄を配した「熨斗目模様」。女の子の場合はちりめんの花柄や友禅模様の祝い着が本格的です。祝い着は赤ちゃんを抱く人の背中側に結びます。

赤ちゃんに祝い着を着せたときには、祖母や母親も紋付の礼装付き添う方がよいとされますが、先述の通り略礼装でも大丈夫です。

また、昨今は男女ともスーツというご両親や、赤ちゃんの服装も洋式のベビードレスに外出着を着せたりと、宮参りの服装も一家の考え方によって様々です。

ちなみに、赤ちゃんの着物にレンタルを利用する人が多いのですが、一度きりの初宮参りですから、レンタルにしておくというのも判断の一つですね。

初宮参りはいつ?

お宮参りの時期は、一般に男子なら生後30日目、女子なら生後31日目と言われます。

実際には地方によって様々に異なりますし、コレ!といった決まりものではありませんから、伝統的なしきたりを厳守する人、家族の仕事都合に合わせて融通を利かす人など様々です。

親類に子供が生まれた時は、30日くらいだとまだ風が冷たいとの判断で、さらに一月ほどの後に、近親者を招いて初宮参りに出かけました。

両親ともにしきたりにこだわる家系ではなかったので、こんな現実的な判断もできるのですが、生まれて初めて外出する赤ちゃんの健康状態や天候を見て、日取りを決めるのも良い方法ですね。

また、赤ちゃんの両親は、お参りするお宮を決めたり、付き添いをお願いする祖父母の都合なども考え、早めに日時や祝い方など、だいたいのところをお知らせしておきましょう。

それから、カメラのご用意も忘れずに。せっかくの機会ですから家族写真も忘れないように、記念撮影をしましょう。

お祓いもお願いしましょう

初宮参りは神殿に詣でてお賽銭(さいせん)をあげ、参拝するだけでも問題はありません。

もちろん、単に詣でるだけではなく、社務所に申し出て、お祓いを受けたり祝詞をあげてもらい、これからこの子を育てるんだ……と気持ちを新たにするのも良いものです。

お払いを受けるときにお渡しする心づけは、紅白蝶結びの金包に”御初穂料”と記し、現金を包んで納めます。

しきたりでは、初宮まいりには父方の祖母が子供を抱くとされますが、初宮は、親族の内輪の行事ですからあまりこだわらずに、父か母が抱いてもよいでしょう。

初宮参りは、生後間もない赤ちゃんの初めてのきちんとしたお出かけです。由緒正しい神社でお祓いしてもらいたいというのも親心ですが、母子ともに負担を避けたい時期でもあります。なるべく近場の神社を選ぶようにするのが賢明な判断だと思います。

そうそう、御宮参りもですが、出産前後にお世話になった方や親しい方へのごあいさつも忘れなでくださいね。